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Posted by おてもやん at

ハナちゃん。

2012年08月01日

サマンサが亡くなって

一年過ぎた去年の秋、

我が家にハナちゃんがやってきた。



新聞の「差し上げます」コーナーで

一目惚れ。


白い雑種の女の子。
おそらく12キロくらいになります、と

言われたけれど

なんのなんの。

箱のような体型で

でかい。


お顔は……

これまた

ぶちゃいく。。。

目は少々離れ

鼻は色が落ち?

でこちゃん。


体は硬くて

尻尾を振れば

全身揺れる。



どこを撫でても

ジタバタ、ジタバタ

落ち着かなくて

唯一、少し触らせるのは

口の中。


という変わり者。



臆病で

他人や犬ちゃんには
吠えなくて

家族には

目一杯吠える。

しかも吠え方が間違っていて

他人に威嚇してるみたい。


本人としては

嬉しさいっぱい

顔は笑って

全身で表現してるのだけど


口調と合わない。



そう言えば
人間にもこんな人、

いる。


やっぱり主人が大好きで
主人ばかり目で追う。

だけど、主人からは
することなすこと

ぶちゃいく過ぎて

いつも鼻で笑われている。




我が家の

ぶちゃかわ犬。

ハナちゃん。



この子も

生命力の強い遺伝子の

持ち主であって欲しいと

心から、願う。



  


Posted by 花梨 at 13:14Comments(0)animals

夢。

2011年01月04日

夢ちゃんにもらった絵本を読んでいたせいか

今朝方、サマンサの夢をみた。




亡くなって初めて、サマンサの夢をみた。



真っ白い部屋に

木の低い机。

奥から光が差している。



サマンサは机の手前にいて背中を向けていて

顔は見えないけど

なんだか楽しそう。


向かいには娘の愛犬チョコ。



2人の声は聞こえないけど

話している。



サマンサはしきりに

転んで見せたり、足を突っ張ってみたりしていて

チョコは真剣にうなづいている。



どうも、サマンサは

年を重ねておこってくる体の症状を

チョコに話しているみたい。



{足がこんなになっちゃうのよ。

だから立ってらんなくって、もう、大変!}

てな感じ。



キャッキャ、キャッキャ二人で

楽しそう。。。



私は二人が微笑ましくて

ニコニコして、ずっとサマンサの後姿を見ていた。



本当に幸せそうだった。






夕方、マルがいないと主人からメール。

帰宅するとサマンサの家に寝ていた。。。

亡くなって初めての光景だった。

マルもサマンサの夢をみたのかな。





サマンサに

逢いたいね。。。  


Posted by 花梨 at 22:35Comments(0)animals

記念樹。

2010年11月24日

サマンサが亡くなって1ヶ月経った頃

主人と私はやっと記念樹を買いました。

。。。サマンサを見つけた、この方がしっくりきます。。。

淋しくて空間を埋めたかったのも、事実です。


選んだのは幸福の木。

選んだそれが、幸福の木という名前だと知って

なんだか嬉しかった。

上に広げた葉っぱが、サマンサのしっぽに見えた。。。のが決め手。

鉢をくるっくるっと回すと

本当にそっくりで、思わず頬ずりしてしまいます。


私たちが記念樹を選んだその頃、

サマンサの子ども、ランが亡くなりました。

ランが無くなる3日前に私と次男は逢うことができたのが、少し嬉しかったです。

ランは一番、サマンサに似ていました。


サマンサには6匹の子どもがいます。

一匹は、若い女の子がご両親と一緒に来てくれて連れて行きました。

一匹は、当時うちの子達と同年代の子どもさんがいるご家族が連れて行きました。

一匹は、すぐご近所。

一匹は、母の知り合い。

二匹は、母のところに行ったランとユキ。


サマンサがつないだ命は

みんな笑顔で、きちんと連れて行ってくれて

きっと色んなエピソードを生んでいると思う。


サマンサはいなくなってしまったけど

サマンサが残した命は、つながっている。


近所に住む子ども、ジョンも最近かなりヨタヨタしてきている。

でも散歩にちゃんと連れて行ってもらって。


サマンサ。

やっぱりサマンサはすごいね。

淋しいけど、心を暖かくしてくれる。

いつまでも感謝が耐えない。



私を元気づけてくれようと

夢ちゃんが大事な絵本をくれました。

『ずーっと ずっと だいすきだよ』ハンス・ウィルヘルム作

大切な一冊になりました。

ありがとう。。。。  


Posted by 花梨 at 23:35Comments(0)animals

家庭内申し送り。

2010年10月12日

毎日、18時ころになると主人からメールがきていた。

サマンサの様子を教えてくれる。

できる限りのケアも済ませてくれる。

今日はサマンサが居なくなって初めての出勤で

初めての終業時間を迎えたとき

主人からのメールはもう来ないと、思っていた。


そしたら、まる(愛猫)のこと、

長男から届いた手紙のこと、が書いてあるメールが届いた。


なんだかホッとした。。。


そして思った。

一番に帰宅する主人は、怖かったんじゃなかったか・・・

毎日「無事で居てくれ」と願ってドアを開けていたに違いない。


私はいつも主人のメールで状況を確認してから帰るので

そんな切迫感はなかった。

楽をさせてもらっていた。


サマンサが遣っていたマットは

主人が処分してくれている。


サマンサが亡くなって

主人に感謝するばかり。だ。


そうだ。。。

サマンサがお世話になった人に葉書を書こう。

サマンサに代わって

私から報告しよう。
  


Posted by 花梨 at 21:21Comments(0)animals

旅立ち。

2010年10月11日

昨日の早朝、4時54分

私たちの愛するサマンサが亡くなりました。


夜鳴きもしなくなって

起きることもなくなっていたけれど

なぜだか目が覚めて、それが気になって

慌ててサマンサのところにいくと

少し体を反らせて顎で呼吸をしていました。

体温は下がって、いつもの足の突っ張りもなくなっていました。

「サマンサ、分かったよ」

ゆっくり掛けていたタオルケットで体を包んで

抱っこしました。

一度、寝ている主人の横に連れていきました。



それから40分後、

下顎呼吸は少しずつ大きくなって

グーンと手足を伸ばした後

サマンサは静かに静かに、息を引き取りました。

私は40分間一回も目を離さず

サマンサを見ていました。

そして願い通り、最後のひと呼吸を見届けることができました。


サマンサは待っていました。

いつも、いつも待っている子でした。


一日一回の、夜中になってしまう毎日の散歩。

主人と三人で行くとき、本当にうれしそうでした。

何度も何度も振り返り、戻ってはジャンプしてじゃれる。

なかなか前に進まない散歩。

いつも誰とも会わないから、人見知りは一生でした。


一週間前、サマンサを信じて

主人と出張で愛媛に行きました。

母と無事に過ごしてくれました。

お陰でかけがえのない時間が過ごせました。

帰って抱き上げたとき

サマンサはたくさん鳴いて淋しさを訴えました。

「待ってたよ」と。

それまで鳴かなかったそうです。


そして最期の朝、私が起きるのを待っていました。


主人を起こしたのはサマンサが息を引き取ったあと。

なぜ、そうしたのか分からないけど

そうしました。

これまで何度も「怖い」時があって、その時は

大声で呼んだ。

そういえば十日前、心肺停止し私は蘇生した。。。




サマンサが亡くなって一時間近く経って

主人は「本当にもう、息してないんか?」と聞いて

大きくため息をして電話帳を見始めました。

動物の葬儀社に数件電話した後、

昼は私が結婚式だったのでそのあとに予約を入れてくれました。

次男も早く帰って来て

私たちはサマンサを連れて行きました。


正直「大丈夫かな?」という建物でしたが

住職さんの言葉に私たちは涙が止まらず

思い切り悲しむことができました。

「この子のご縁なんです。ご縁があって○○家に来たサマンサは

それが人生なんです。犬猫の人生はそこで決まるんです。

家族を見て会話を聞いてその中の一番偉い人を{主人}と決めて

心からの信頼をおきます。。。。。。」

サマンサの主は間違いなく主人でした。


棺には長女が小学校の頃から愛用していたクッション、

長男と次男が赤ちゃんの頃に使っていた枕、

最期まで彼女に食を運んでくれたディスポの注射器を入れました。

立派な、立派なお葬式でした。

一つひとつの儀式が丁寧で感謝に絶えません。


今、サマンサはお骨になって

家の中で静かに眠っています。


サマンサは犬でしたけど

犬ではなかったような気もしています。

いなくなってしまった今、

あの子の存在を改めて考えています。


倒れて介護を必要として一年。本当に寝たきりになって二ヶ月。

何をしても足りない感。

この時間は私たちにとって宝物になりました。




何をしていても涙がでます。

主人も私もどう過ごせばいいのか分からずにいた今日一日。

もう電気やテレビを点けっぱなしで出かけなくてよくなりました。

目をやった先にはサマンサは寝ていません。

オムツも減りません。

・・・抱っこもできません。




記念樹を二人で買いに行きました。

サマンサを見つけれず、今日は帰ってきました。

予想とおり。。。



家族が大好きなサマンサ。

家族が大切なサマンサ。

最期まで凛としていました。

生き抜き方を教えてくれました。

そんなサマンサからたくさんのギフトをもらって

生きていく。

私たちはずっとこれからもサマンサを愛していきます。

  


Posted by 花梨 at 22:48Comments(2)animals

昼夜逆転。

2010年09月14日

サマンサは徐々に

夜起きて、昼寝ていることが多い生活リズムに

なっている。

夜も一応寝てはいるけど

寝たり起きたりを繰り返して

とうとう3時に必ず起きだす。。。(苦笑;)


ちゃかちゃか、どすん。

ぺたぺた、がたん。


伸びきった爪が、フロアーで滑って

踏ん張りが効かないから

彼女の動線には

ラグやマットを敷いて少しでも歩きやすいように

立ち上がりやすいようにしては、いる。けど。



3時に起きたサマンサは

独りで騒動することも。

よく行く玄関は明るくしていて

他の部屋は豆電球は点けているけど

方向が分からなくなって

とんでもないところに顔を突っ込んで

パニくっていたり、

勝手口に落っこちてしまったり。

その度に私はすっ飛んで行く、行く、行く。

そのまま、夜明け・・・も多い。


添い寝して寝かせつけて「私も寝せてもらう」こともある。


勉強会の朝は脇で40度以上の熱があって

慌ててクーリングした。

(無事、1時間後解熱☆一体なんだったんだろう?)



でも助かっている。

3時に1日が始まる彼女は

そこ辺りから催す。

数時間ウンウン唸って、踏ん張って

排便をするのが6時くらいだから

私は遅刻しないで済む。

し、踏ん張りの合間をぬって

お弁当も朝ごはんも作れる。

{大物}過ぎて痛くて

助けを求めてくるときもある。

(方法は・・・書きません、ね)

5日間食べて、2~3日食べれなくなるから

お腹が硬くなったり、ゆるくなったりを繰り返す。

パターンが分かってきたから

{もうそろそろかな}と分かるようになった。


これが、昼間独りのときに起こっていたら

独りで落ちてどうにもできなくなって

鳴いていたら・・・と思うとゾッとする。

昼間は深く寝て

私たちがいるときに事が起こってくれて本当に、

良い子だ。


最近、顔つきがまたしっかりしてきたと

主人が言う。

目を見ると逸らしていたのに

今はしっかり目を見ているし。

元気な頃のように

主人のところと、私の間を行ったり来たりしている。

ただあの頃と違うのは

時間がとてもかかるのと

横になってこっちを見てくれていること。

それでも

幸せそうな顔をしている。から嬉しい。


いつまでも続くといいなぁと

やっぱり思ってしまう。


それにしても

ありがたい昼夜逆転。  


Posted by 花梨 at 00:18Comments(0)animals

再び。

2010年09月01日

サマンサが食べるようになった!

夏の食欲不振だった?


いや、確かに体調は落ちてきている。

油断はできないけど

こんなに嬉しいことはない。


不動明王に上げたお水を

毎日、サマンサに飲ませてあげる。


ポカリより何より美味しそうに

飲んでくれる。


ご利益と信じたい。



そしてまた、

ボチボチ、動けるようになった。


家族を元気にするものなら

全部、感謝するばかり。。。  


Posted by 花梨 at 21:47Comments(0)animals

夜鳴き。

2010年08月29日

この3日間、サマンサは夜鳴きをする。

困ったときのような鳴き方をする。


抱っこしても

添い寝しても、鳴く。


とうとう私も、本格的に起きて

抱っこしてベランダに出て

月を見ると

本当にきれいで静かで

風も吹いて

心地いい。

夜鳴きはすっかり止まる。

子どもの頃、観察したオリオン座が

光っている。

あの時放たれていた光は

まだ地球には届いていないんだな~と思うと不思議だった。

今見ている光は何光年も前の光。

本当に不思議で神秘的。

何回かサマンサは空に向かって吼えた。





昨日の朝は

そのままとうとう

二人で夜明けを見た。

私は夜明けの光景が大好きで

たまらない。





サマンサは

こんな時間もプレゼントしてくれる。

不思議な犬だ。



主人が起きてきて、交代した。  


Posted by 花梨 at 15:42Comments(0)animals

食べなくなって。

2010年08月23日

サマンサが食べなくなって5日目。

栄養ドリンクを注射器で口に送り込んでいる。


寝返りもうたなくなったから

体の向きを定期的に換えてあげないといけない。


以前、子ども達が使っていたマットを敷いて

明日からまた仕事で私も居ない日中を

過ごさせる。


水分、栄養も不足している。

一昨日、昨日と目を合わせて会話した。

もう点滴は、しない。と

感じた。

主人にも話して、決めた。



きつくて身の置き場がなくて

前に鼻をならしていた時もあったし、

魂がどこかにいってしまいそうで怖かったのか

抱っこしても目を見開いて

大声で鳴いたこともあった。




食べ物を受けつけなくなって

体には呼吸をするだけの体力しか残していない。

あとは忘れないようにしてるかのように

私たちの顔をずっと見てる。



今、サマンサは穏やかに

旅立つ準備をし始めたんだと思う。

だから私たちも静かに

でもしっかり見届けてあげようと思う。




最後の願いは

私たちがいるときに旅立って欲しい。

最後の一呼吸を、私は泣かずに見てあげたい。  


Posted by 花梨 at 09:24Comments(0)animals

目やに。

2010年08月15日

今度は、目やに。

サマンサの目に溢れ出てくる。

毎朝、晩とらないと

きっと目が開かなくなる。

年を重ねると

セルフケアがどんどんできなくなる。


神経質なサマンサが自分のことができない・・・。

どれだけ苦痛か。


それを思うと、サマンサがしていたように

目やにをとったり

耳の横や後ろを掻いたり

毛並みを揃えたり、してみる。


満足することを願って。


そして絶対、横になったまま

オシッコをしないサマンサ。

オムツをしていることが分からないから

シートがあった玄関の方に必ず行って

一生懸命している。つもり。。。

筋力がない上に爪が伸びて、余計にツルツル滑って。

訪問爪きりしてくれるトリマーの方、いないかなぁと

思う。

困ってから、必要性が分かる。




可愛い。おばあちゃん、サマンサ。

いつまでもサマンサも気品を保ってあげたい。





今、私たちにしてあげれること。  


Posted by 花梨 at 23:38Comments(0)animals

オムツ。

2010年08月06日

連続、サマンサ話題です。


サマンサはオムツをしています。

尿意はあるけどジッと立ち止まってオシッコできないのと

腎臓が悪いから回数が多いのとで

オムツになって2ヶ月以上が経ちます。


初めは犬用のオムツを買ってたけど

たまらなく高く、でも人間の赤ちゃんのでは

しっぽ部分をカットしなければならなくてそこから

出てくるんじゃないかと思って

買えずにいた。



ある時、主人とオムツを買ってると

ドッグフード売り場に白衣を着た売り子さんが来て

カートの中の犬用オムツを見て

「介護されているんですね」と話しかけてくれた。

親近感の沸く笑顔だったので、すんなり「そうなんですよ」と答えた。

その子は「私は今日はこのドッグフードの宣伝に来てるので

こんな事言ったら本当はいけないんですけど・・・」と

申し訳なさそうに小さな声で

人間の赤ちゃんのオムツで大丈夫、な事を教えてくれた。

目からウロコ。

ついこの前まで動物病院で働いていたとの事で

ケアに詳しく、いろいろ教えてくれた。

最後に「お二人とも働いていらっしゃるんでしょう?

これからまだ長いですから、本当に大変なときもくると

思いますが、一緒にがんばられてくださいね」と言ってくれた。

その言葉が嬉しくて、心があったかくなった。

主人も嬉しかったらしく、ニコニコしていた。

{娘と同じくらいの年かな}

特に嬉しく感じた。

私も患者さまのご家族に

こんな風に親身になってアドバイスできているだろうか。



そのあと、サマンサのお尻にはアンパンマンがお目見え。

ぷぷぷっ。笑える。

今はプーさんがついてます。  


Posted by 花梨 at 13:13Comments(0)animals

鼻くそ。

2010年08月06日

最近、サマンサの呼吸音がする。

スースー、シーシー。

鼻づまり?

見ても分からないでいた。


今日、ご飯を食べさせていて気づいた!

は、は、鼻くそだぁ!

真っ黒な鼻に、真っ黒な鼻くそが

ピシャリつまっている。


私は始めて犬の鼻くそをほじった。

カピカピになった表面を、痛くないように濡らしながら

ゆっくり引っ張ると・・・

ずるりん☆と出てきたぁ。

おもしろい!

もともと私はこういうの好きで

主人の毛穴掃除や、子供たちの耳掃除、鼻掃除、

爪きり・・・体のケアが大好き。


サマンサは息苦しさがなくなったのか

食べるスピードが上がった。  


Posted by 花梨 at 10:03Comments(0)animals

生まれて初めて口にする。

2010年08月06日

サマンサの介護が始まって9ヶ月。

その間に少しずつ、少しずつ

変わってきた対応。



食べることではまず食べ物の内容。

歯が弱く、消化を助けるためソフトフード。

水を飲んでくれないから、食べ物にかけて

サマンサからしてみれば

食べるために仕方なく飲まなければならない状態。

飲ませすぎて時々吐くので要注意。

それが先週末、丸3日食べなったから当然のように脱水。

食べなくなった理由も含めて

家族でいよいよ『覚悟』した・・・・。

一晩、手を握っていた。

偶然にも長男が帰ってきていたから

会えて良かった・・・とも思った。

月曜日を待って獣医さんに電話して受診。

その日私たちはどうしても仕事が休めない事情を相談したら

先生がわざわざサマンサを迎えに来てくださって。

次男が対応してくれて。

サマンサのお母さんから

代々かかりつけの先生。本当に感謝します。

一つの出来事を考えても

自分たちだけでは生きていけないんだ、と感じる。



点滴で輸液したら

少しずつ動き出した。でも腎臓の機能は低下の一途。

腰は極端に曲がり、足はますます歩けなくなっている。

そんなサマンサが初めて口にするもの。

多分、本意ではないから「口にしなければならないもの」だと思う。

ポカリスエット。

食事量が減った今、そのときに水分を補うのが無理になったから

ディスポの注射器でチュ~っと押し込んで

反応でゴックンしてもらう。

幸い、拒否しないから私も気兼ねなくできる。

サマンサ、ありがとう。。。

食事はさらに刻んだものでトロミをつけた方が

のど越し良く食べてくれる。

そして分かったのが

食事前にディスポで飲ませると

食欲が沸く。

体は寝たままプラスチックのスプーンで食事介助。

完食してくれると嬉しくて

つい子供を褒めるかのように

「サマちゃん、おりこうやね~~~」と言ってしまう。




人間もずいぶん年老いて、初めて口にするものがある。

命を維持するために。

ポカリスエットのようなイオン飲料もそうだけど

凝縮された栄養補助飲料。飲みやすいようにバニラ味やチョコ味がある。

病院に勤めていていつも母の将来を思う。

彼女は絶対、飲めない。し、鼻から管で入れてもらっても

血圧を下げて、嫌だということを私に教えてくるだろう。

意識があれば当然、口も開けないし吐くかもしれない。

こんなとき、あんなときを色々想定したプランを

立てていこう。

今、サマンサが教えてくれることも書き留めていこう。



今の母だと考えられないけど

そこまでして生きていたくない、と言うかもしれないから

栄養摂取方法と種類を検討すること以外にも

嚥下力を維持する練習をしてもらったり

「ピンピンころり」を目指すためにも

今から食生活を一緒にみてあげようと思う。




  


Posted by 花梨 at 00:03Comments(0)animals

平和やなぁ。

2010年07月18日

うちには老猫がおります。

変わった性格で

いつも家族を笑わせます。

体型はおデブちゃん。

だから、にしか、できない

格好があります。


見てくださいますか?



言い忘れましたが

名前は丸いから{まる}

女子です(ので、手前に映ってるのはシッポですよ)。



せちがらく生きるのは

やぁ~めよっと♪
  


Posted by 花梨 at 10:03Comments(0)animals

サマンサ②

2010年07月01日

しばらく空きましたが

愛犬サマンサstoryです。




朝が来た。

最期の呼吸を見届けようと目が離せず

私は徹夜した。

でもサマンサは朝を迎えることができた。

意識は戻らない。

呼吸も浅い。

サマンサはソファに横たわって

私たちの写真に囲まれている。



子どもたちが起きてくる。朝ごはん作らなきゃ・・・。

消えそうな命と、いつもと変わらない朝。



パパが「俺が今日は休むよ。」と言ってくれたので

私はホッとして台所に立てた。

私、今日付いてあげれないことが気になってたみたい。

自分の感情も察知できないくらい

心がサマンサから動かなかったんだ。



もしかしたらを考えながら

私も息子たちも「行ってきます」と言った。

出かける前にサマンサが

本当に小さくクシャミをした。

反射がある・・・大丈夫??かも。

目が開いた、けど誰かは認識していない。

今日、帰ってきたら会いたい。



私たちが出かけた後

そして出勤前の娘が泣きながら

サマンサに会いにきた。と。

しばらく添い寝をして

結局午前中はいてくれた。

そしたら

急に立ち上がろうとして転び

ソファから落ち畳に移動した。とのこと。


お昼、かかりつけの獣医さんが往診に来てくれたらしい。

私たちは出かける前

「入院はさせないであげようね。家で看取ってあげようね。」と

話し合っていた。

先生はケイレンはおかしいからと

精査のためにやっぱり病院に連れて行って

連れてきてくれて脱水に対しての点滴が始まった。


みんなで連絡を取り合って

なんとかそれぞれの一日を過ごした。

帰宅すると

パパはまたぐったりしているサマンサを

黙って見つめている。


交代して看護。

体の向きを換え、蒸しタオルで拭いてあげた。

肉球を何となくマッサージ。

夕食を作っていると

息子たちが続々と帰宅。

ふと居間に来ると

三人が何気に交代でそばについている。

娘からもメール。

サマンサ・・・・大好きだよ。と。



ご飯を食べ終わって、私は決めた。

「サマンサ、散歩行こう!さ~あ、いつまで寝てんの~?

パパ、散歩行こう!毎日、サマンサ散歩が楽しみなんだし。」

「は?どうやって?」

「私たちが抱っこすればいいたい。

歩けんかったら車椅子でも何でもあるたい、それと一緒よ☆」



三人で出かけた。

「ほら~サマンサ、星きれいやん。」

「ここはTちゃんち。小さいとき散歩に行ってもらったよね。」

「ほら、見て!公園。BONにぃにたちとよく遊んだたい。」

私はずっと話しかけた。

パパが鼻をすすっているのが聞こえたから

一緒に泣きながら歩いた。

「男は弱いね~サマンサ。」と二人で悪口を言ってやった。

途中で腕が痛くなって

パパと交代した。

パパの抱っこのほうが安心してるのが分かった。


深夜、

サマンサが外を見てたから

もう一回抱っこしてウッドデッキに出てみた。

しばらく話してたら

急に体の向きを換えて

ビックリするくらい大きな声で遠吠えを二回した。



そう言えば・・・相方{まる}が昨日から姿を見せない。

{まる}を呼んだのか。

自分の『生』を夜の自然に、アピールしたのか。


サマンサ・・・生きてるね。

私たち。
  


Posted by 花梨 at 00:04Comments(0)animals

サマンサ①

2010年06月18日

愛犬サマンサは人間で言うと
95歳くらいらしい。

愛するおばあちゃん。

何とか歩けて
よくこける。
床で踏ん張れないから足が広がって
尻もちドタン☆

常に歩いてないと滑るから
カチャカチャと爪の音を立てて
歩いてる。

立ち止まりたいときは
台所に立つ私の脚に
頭をピタッと押し付けてくる。

時々私は脚で
彼女の体を挟んであげると
楽そうに立って
見上げて
鼻タレた顔を見せてくれる。

よしよ~し。可愛いかよ。

最近はオムツをしてるから
余計バランスが難しくなったようで
立ち上がるにも苦労をしている。

中型でもともと外にいたけど
外気温の変化に対応できないので
家の中で一緒に暮らしている。

家族は認識しているけど
食事をしたことをよく忘れている。

耳はほとんど聞こえない。
目もかなり近くないと見えない。
視野も狭く
気をつけて触ってもビックリする。
鼻は利いて気配にも敏感。

サマンサの1日は決まっている。

朝6時起床。
起きたらすぐ散歩。担当はパパ。

散歩から帰ったら食事。
担当は私。

水だけでは飲んでくれないので
ソフトフードに水をたっぷりかけて
一緒に飲んでもらう。
おいしそうには見えないけど・・・

この水が
この世で体を支えている。



7ヶ月前
あの日は忘れることができないと思う。

徹夜を決めて勉強していたら
外で男の人のうめき声が聞こえる。
庭をのぞくと
サマンサがありえない姿勢でケイレンを起こしていた。

裸足で飛び出し抱えて家の中へ。
パパを起こした。

サマンサの目は上転し、口は大きく開いて
舌はダランと横に出ている。
呼吸は苦しそうで、唾は見る見るうちに泡になって出てくる。

もうだめだ・・・。
・・・サマンサ・・・
「楽しいことばっかり考えてね。
楽しかったね。いろんなコトして遊んだね。
緑川に家族でよく行ったね。
蛇が泳いでて怖かったね。
キャンプも楽しかったね・・・」

「ありがとう。
子どもたちが家に帰ってきたとき
いつも居てくれて・・・
本当にありがとう・・・」

その時、心にふと浮かんだ。
『レイキ』・・・

そう。私は『レイキ』を伝授してもらったんだ。
3日前、受けたばかりだった。

私は紙を見ながら必死でシンボルを書いた。
願いは一つ。
想いは一つ。

どうか
楽しい思い出の中で穏やかに亡くならせてあげて・・・

もう声にならなかった。
パパも泣いていた。

数分で
突っ張ったサマンサの体はダランとなり
呼吸は静かになり深くなった。
狼のようだった顔は
いつもの優しい美人な顔に戻った。

この呼吸が最期かもしれない・・・
ひと呼吸ひと呼吸に
目が離せず
私は最期をどうしても見てあげたかった。

ソファでぐったりと横たえたサマンサの横で
パパも休んでいた。

私たちはサマンサへの愛をさらに深く感じて
頑張っているサマンサを見て
彼女からの愛も深く感じた・・・。

そして『レイキ』を心から信じた。

サマンサに次の朝が来るなんて・・・
思ってもなかった。

時々湿したガーゼで彼女の口を拭きながら
朝まで呼吸を、ただただ見ていた。









  


Posted by 花梨 at 01:16Comments(0)animals