鮫肌。腹痛。

2010年08月14日

私は小さいときから小学校まで

鮫肌、だった。


ガサガサ、ブツブツ。


それが何故、できるのか分からなかったけど

夏になれば、もれなく汗疹もできた。



痒くて痒くて、夜中にボリボリ。

放っておくとひどいことになる。


ばぁちゃんが庭のドクダミを採って

干してくれていつもお茶はソレだった。


実は苦手だった。でも「体に必要だから」

年中「ドクダミ」(泣;)


お腹が痛いときは

砂糖に漬けた梅の汁を飲ませてくれた。

味が濃くてこれも本当は

相当がんばって飲んだ。



盲腸かも…なんて疑いのときは

庭からごぼうを抜いてきて

擂った汁を…(大泣;;)

これはばぁちゃんの目を盗んで

こっそり捨てた。

ごめんなさい!!




緑茶も自分で摘んで、

炒って、干してを数回繰り返し

おちゃっぱを作るような人だった。


切り干し大根も育てた大根を丁寧に切って干して。


干し柿も。


柿の皮は干して「甘みがでるから」と大根の漬物に一緒に漬けた。


梅干も自分の木から採った梅。


栗も。


笹もちの笹も。



思い出せば出すほど

実家の庭は民間療法や自然食の宝庫。

だし、祖母は使いこなす先生。

子どもに必要なものは揃えてあった。



受け継いだ母はドクダミについては

他のお茶とブレンドしたり、夏は冷やしてくれたので

ずいぶん飲みやすかった。


おかげで鮫肌はなくなり

汗疹も出なくなった。




体が弱かった私に

母が毎日「にんにく」をスライスして

焼いて食べさせてくれた。

これは大好きで

焼いてる母の横で待ちきれずパクパク食べた。




和歌山に住んでいたころ

ばぁちゃんから荷物が届いて

母はいつも大事そうに丁寧に開けていた。

ワサッとドクダミの入った袋が見えると

私は{きた…}と心の中で覚悟していたのを覚えてる。



祖母と母。

二人がかりで私の体を作ってくれていたことを

思い出した。

最近まで認識していなかった。



自分の体を大事にしていないことを

Titaniaさんに言ってもらうまで気づかなかった。

そんな私だから、だから理学療法士になったということも。



先祖はつながって今の、私。

これからは自分で守る。

そして、子どもに受け継いでいく。



お盆だから、特に感じたかな。



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Posted by 花梨 at 22:03│Comments(2)体のこと
この記事へのコメント
あ~!思い出しました!!花梨さんの記事読んで。

私も、小学生の頃、鮫肌(だったんだと思います)で、
両親が、いつもどくだみを採ってきて、お風呂に入れてくれてました!!
それも、夏だった記憶が。

そして、
「砂糖に漬けた梅の汁」も、お腹がいたくなると、必ず飲まされていました!(これは、私の母方のひいばあちゃんが作ってくれていました)も~、飲むのが酸っぱくて酸っぱくて。。
でも、これをほんの少し舐めるだけで腹痛が治っていて、
私には、魔法の薬のような感じでした。

栗も、梅も、笹も、ほんと、一緒!!

うちは、母方が農家なのでそんな環境でした。

あ~、なんだか、とっても忘れていたことを、
私も思い出させてもらいました♪
花梨さん、ありがとうございます!!
Posted by まっちゃまっちゃ at 2010年08月15日 16:57
そうなんですね!!!
なんだか親近感。私の祖母の実家が農家で、たくさんの産物を
受けていたんです。                      関係ないですけど、私の守護神は祖母のお母さん。だと、
教えてもらったことがあって、その頃から祖母の存在の
大きさに気づきました。
何年経っても、味ってすぐ思い出しますよね。
魔法の飲み物、食べ物談義をいつかしましょうね。
懐かしいですね~。
Posted by 花梨花梨 at 2010年08月15日 23:19
 
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