やまいも。
今夜のご飯は「とろろ丼」。
やまいもをすっていたら
またもやフラッシュバック。
祖母はやまいもが大好き。
うちの庭には(チョット山っぽいケド)
やまいもが生えていた。
棒でちょっとずつ、ちょっとずつ
傷つけないように細心の注意をしながら
何十分もかけてほそ~い
やまいもを掘っていく。
子どもの私。
その頃あんまりやまいもは好きじゃなくて
かゆくなるし・・・
飽きっぽいのは相変わらずで
手伝うけど
やまいもがチョット顔を出しては
ポキンと折って取るので
「花梨は、まぁた折ったね」と
怒られた。
よく笑う祖母だった。
なんでもお笑いにできる人だった。
食べることに関して
なんでもできる人で
丁寧に時間をかけてくれる
人だった。
ちっとも怖くなかったので
私は言われても
ポキン・・・とやっていた。
やまいもの、この短さがあとで
するときに困るのは分かってなかったな。
この細くて
やや やっかいなうちのやまいもは
大和いもの原型で
ずいぶん高価なものだったって
大人になって分かった。
大人になって分かったと言えば
{かごいも}とか{むかご}と言われる
丸くてちっちゃいいも。
ご飯に炊き込んだり
甘辛く煮付けたり。
これが やまいものツルにできるものだって。
別ものだと思ってた。
子どものころ、当たり前で気づかず
大人になって分かることって
たくさんある。
分かろうとしなければ
大人になっても分からない。
大人になれば「もれなく」分かるわけじゃない。。。。
・・・・・ってことも
ずいぶん大人になった今
分かった。
今にして思うと
うちの祖母はかなり自給自足ができてた。
料理も上手。
どこまでも生きていける方だったんだと
今さら、憧れる。
受け継いでる母。
ミミズが大嫌いで土いじりはしないかと思ってた。
けど、ミミズとご対面しては
ギャーギャー叫びながら
ちゃんとやってる。
好き嫌いだらけなのに
私は好き嫌いはなく育っている。
自分は嫌いでも作ってたから。
お漬物もおはぎも上手。
で・・・・私は。
観葉植物も育てられない。
さぼてんもどうだか。
娘に何をつないであげれたかな。。。。
遺伝子をつなぐもヒト。
閉ざすもヒト。なり。
どぎゃんかせないかん。ばい。
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